ARCODIOのシャツはイタリア高級シャツのディテールを追求することで、着用時の美しさと着心地の良さを実現しております。
具体的には大きく3つのポイントがあります。
「袖の後付け」とは、人間の身体の動きに合うようにシャツを組み立てる縫製技法で、ジャケットと同じように身頃を先に組み立てた後、袖パーツを取り付けるイタリア伝統の縫製技法です。
人間の腕は横から見たときに自然に前方向に振れているため、袖パーツを少し開き気味に取り付ける事で腕を前に動かした時に、生地がよれる(ねじれる)ことなく人間の身体に沿ったシャツに仕上がります。
ARCODIOでは、このイタリア伝統縫製技法の後付け仕様を採用しています。 立体的に仕上げとなるため、非常に高度な縫製技術と経験が必要とされます。
全モデルの中では一番ライトな生地の厚さなので春~秋にかけて快適に着用していただけます。
イタリアの古くから続く高級シャツブランドの多くはアームホールがハンドステッチ仕様になっています。
その理由は、可動域の大きい腕周りをミシンでがっちり縫い合わせてしまうと生地が固定され身体になじみにくいとされているためです。アームホールをハンドステッチで優しく・緩く縫い合わせる事で、生地に遊びがうまれ腕を動かしても身体になじみやすくなります。
ARCODIOでは、このハンドステッチ仕上げを採用。一針一針、手作業で丁寧に縫い合わせるこの仕様は、時間と技術が要求される為、高級シャツでないと実現しない仕様でした。
しかし、イタリア縫製技法を継承しシャツを作製するには、このハンドステッチを省く訳にはいかないため、全てのシャツで取り入れています。
更に、ARCODIOのシャツは袖山から脇にかけて縫い幅を狭めています。これは脇の下に生地が当たってストレスにならない為です。
シャツのボタンは男性にとっては宝飾品と同じです。
ARCODIOのシャツボタンはすべてパール真珠の母貝である白蝶貝を使用し、更にその貝の一部からしか採取できない厚み3㎜の非常に高価なボタンを使用。
非常に高価なボタンではありますが、独特な7色の輝きは本白蝶貝のみが放つ美しさであり、この本白蝶貝ボタンを使用してこそ、高級シャツの証と言っても過言ではありません。
また、一般的に使用されている白蝶貝ボタンの厚み(高さ)は2㎜ですが、ARCODIOでは厚み(高さ)が3㎜のモノを使用しています。(白蝶貝に関わらず、シャツに使用される貝ボタンは2㎜が一般的です)
貝は自然のモノなので3㎜の厚さでくりぬける貝自体が少ない、もしくは同じ貝でも3㎜の厚さでくりぬける場所が少ない為、白蝶貝の2㎜厚ボタンと3㎜厚ボタンとでは約2倍の価格差があります。