TÈNUAディレクター
Riccardo Moroni氏

1987年8月4日生まれ ミラノ出身フレグランスブランド 「TÈNUA(テヌア)」を運営するデザインスタジオ PHANTASMA Inc.の共同創設者でありディレクターを務める。同ブランドでは香りのデザインを担当。

 テーラーとして仕立て屋(サルトリア)を営んでいた祖父の影響で、幼少の頃よりファッション(特にテキスタイルと香り)に興味を持ち始める。その後、在学中に雑誌やファッションショーのモデル活動を経て、作り手の仕事に興味を持ち「Big Uncle」のデザイナーに就任。

2020年 PHANTASMA Inc.創設
2023年 TÈNUAローンチ

リカルド氏…TÈNUAはイタリア発のホームフレグランス及びホームウェアのブランドです。

“Make comfort the new normal.”をコンセプトに、生活様式が多様化する現代において、日々の生活環境を香りとデザインとともに再考し、快適性、斬新さ、リラクゼーションを高めることを目標に制作活動に取り組んでいます。

製品にはイタリア国内外からこだわり抜いた高品質な素材が使われ、一部の日本製製品を除き、製造はすべてイタリア国内で行っています。

また、製品やパッケージのほとんどに天然素材・リサイクル資材が使用されています。例えば、キャンドルに使用しているロウと芯はそれぞれ天然のソイワックスとコットン芯を使用しており、ディフューザーのスティックには天然のラタン(葦)を使用しており、容器に関してもキャンドル、ディフューザーは再生ガラス、スプレーは再生プラスチックで作られています。

一滴一滴丁寧に作り上げられたフレグランスと、無駄を削ぎ落とし、美しさを追求したデザインを組み合わせた製品によって上質な空間を提供することを目指しています。

ARCODIO…ありがとうございます。デザインや素材へのこだわりなど、まさに今の時代に合ったコンセプトですね。

そのようなコンセプトに至った背景にはどのような想いや考えがあったのでしょうか?

リカルド氏…コロナ禍の真っ只中でロックダウンが実施されている時期に、TÈNUAというブランドの立ち上げを決めました。自宅や自身の居住空間など、「家」というものは、その外に広がる強迫的で熱狂的な世界から自身を切り離すことができる魔法の場所だと私は考えています。

私達が目指しているのは、室内での生活を最良のものにしてくれるプロダクトを作ることです。

ディナーに出かけたり、美術館を訪れたりというのも楽しくワクワクすることですが、友人や家族とただ家で一緒に時間を過ごすというのも、尊く美しい時間の過ごし方だと思います。

 火の灯ったキャンドルが思い起こさせる香りの記憶と、肩にかけた心地よいブランケットに包まれて...と、恐らく最近ではそのような時間はどんどん減っていることと思いますが、私達は、TÈNUAと共にそのような時間をより良いものにしていきたいと考えています。

ARCODIO…素敵ですね。ぜひARCODIOのお客様にもそのように、たまには仕事から離れ、心が休まるような時間を過ごしていただきたいと感じました。 リカルドさんがそのように香りに興味を持ち、ブランドを立ち上げるに至ったのは何かきっかけがあったのでしょうか?


ARCODIO…なるほど、確かに私も香りから記憶が思い起こされるような経験は多くあります。フレグランスの香りによって家族や友人との思い出が香りとして記憶に残り、その思い出によってフレグランスの香りがより心地良いものになる...素晴らしい好循環だと思いました。

ちなみに、私も一足先に商品を試させていただきました。香りの良さもさることながらデザインの良さにも目を惹かれました。こちらにもブランドとしての想いがあるのでしょうか?

リカルド氏…その通りです。私達は空間を邪魔しないが強い個性を持ったもの、つまり、独自性がありながらもニュートラルな美しさを備えた製品を作りたいと考えています。それを意識したときに、使われている素材やパッケージといった全ての品質の高さと、無駄を削ぎ落とした美しさが製品に映し出されるべきだと考えました。

 過度な装飾が無く、ニュートラルな性質を持つからこそ、どんな人にも使っていただけて、どのような空間にでも馴染む製品に仕上がっていると思います。そういった点で言いますと、私達のブランドはデザインやひょっとすると建築などの世界と直結していると思うので、そのような業界で活躍している方には特に興味を持っていただけるのでは...とも感じています。

ARCODIO…確かにその通りかもしれませんね。実際に販売を開始してみて、ご利用いただいている方からはどのようなお言葉をいただいているのでしょうか?

リカルド氏…製品をご使用いただいた方や店頭でお試しになったお客様からは好評をいただいており、強い香りを発しないという点では良い意味でヨーロッパらしくなく、どこか北欧や日本のような雰囲気も感じられるというコメントをいただいています。また、香り自体だけでなく製品のデザインやパッケージについてもお褒めの言葉をいただいています。
私達の狙いや伝えたい想いが、明確に伝わっていることを実感しています。

ARCODIO…それは嬉しいですね。私もお客様のコメントに共感します。
シンプルで控えめでありながらも存在感がある、無垢の美しさがあると感じました。
ちなみに、事前にリカルドさんのお写真を拝見しましたが、リカルドさんご自身もシンプルなファッションが多いように感じたのですが、いかがでしょうか?

リカルド氏…はい、その通りで、私のファッションは非常にシンプルで、”こういう風に自身を発信したい”と考えているスタイルと合致していると思います。
これは何か製品を売る時にも言えることだと思いますが、一貫性を保つことが重要だと考えています。

公私共によくシャツを着用しますが、シャツはメンズのワードローブの基本的な要素であり、クラシックでありながらモダンな着心地の製品を好んで選んでいます。

ARCODIO…そうなのですね、ARCODIOのシャツも伝統的なディテール、縫製技法を採用した設計になっており、細部にまでこだわりを詰め込んだシャツになっておりますので、是非、ワードローブに入れていただけると嬉しいです。

服が主張するのではなく、あくまで着る人を自然と美しく素敵に見えるように...と、その人自身の魅力を引き立ててくれるようなシャツであることを願っていますが、今回、香りもその人自身を自然と輝かせるアイテムのひとつだと感じました。
ファッションにおける香りについてはどのようにお考えですか?

リカルド氏…ファッションにおいて、香りは必要不可欠な要素です。
そして、前述の通り、おそらく視覚的な記憶の次に残る記憶であるため、自分を発信するという意味でも香りは非常に重要な表現の1つになっているでしょう。

ARCODIO…なるほど、ARCODIOをご利用の方はビジネスマンの方が多いのですが、ビジネスシーンでの香りの重要性や何かアドバイスがあれば教えてください。

最近ではスメルハラスメントなど、ニオイで人に不快な思いをさせてしまうこともあります。良かれと思っているコロンや香水もつけ過ぎが原因であったり、体臭や口臭であったり、自分自身では気が付きにくく、周囲の人々もなかなか指摘しにくいため、ビジネスマナーとして、日頃から気を付ける意識が必要だと思います。

リカルド氏…ビジネスシーンでの香りのマナーも非常に重要だと考えています。身に付ける香り=香水も重要ですが、おっしゃる通り、人に不快な思いをさせないこと、ビジネスの場においては空間に漂うほのかな香りの方が好まれる場合もあります。また、オフィスでもお気に入りの香りを使用することで、リラックス効果が得られるだけでなく、より豊かな空間を提供することができるはずです。

実は香水については製品を企画している段階で、現在はアンビエント用とファブリック用の製品を展開しています。これらを組み合わせることで、自宅でもオフィスでも一貫した香りを楽しんでいただくことができると考えています。

ARCODIO…そうなのですね!これからが楽しみです。もし他にもブランドや商品の今後について考えていることや展望などがあれば教えてください

リカルド氏…TÈNUAにとって、テキスタイルとデザインという2つの要素が非常に重要なテーマとなっています。新たにテキスタイル分野の製品のリリースが予定されており、それによって真の「TÈNUAの世界観」を実現することができるようになると期待しています。

ARCODIO…削ぎ落されたシンプルさの中に深みを感じる新鋭ブランドTÈNUA。そのデザインを担当するリカルドさんにお話をお聞きし、製品から伝わる世界観を強く感じることが出来ました。

シンプルで上質な製品を目指しているARCODIOでも、TÈNUAの魅力をきちんとお伝えしたいと思いました。今日は貴重なお時間をいただきまして、本当にありがとうございました。


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